長崎市立片淵(かたふち)中学校で視察団は、教室・体育館・実験室・保健室・図書館などを見学した。また中山市第一中学(中学・高校)、中山市華僑中学(同)の責任者は、教員育成、教科書・教材、時間割、課外活動、給食などの課題について、日本側と交流した。
長崎大学では、電子科技大学中山学院の成孝予・書記、中山職業技術学院の藍イ児・主任が、両市大学間における学術交流・教員研修・学生相互派遣などについて提案し、日本側は積極的に応えた。長崎大の須齋正幸(すさい・まさゆき)理事(国際・危機管理担当)は、電子科技大学中山学院との工学・科学技術での協力推進を歓迎。共同学位プログラムの実施に向けたモデル校を年内にも上海に設立する予定を明らかにし、中山職業技術学院との共同学位プログラムも今後検討するとした。
視察団はまた、中国が長崎県に贈った孫中山(孫文)と梅屋庄吉・徳子夫妻の3人の銅像まで足を運んだほか、荒尾市宮崎兄弟資料館(熊本県)を見学、孫中山と宮崎兄弟の心温まる友情に耳を傾け、先人の絆への認識を新たにし、中山市と荒尾市の間の縁は深まった。(編集HT)
*イは火へんの右に「偉」のつくり
「人民網日本語版」2012年5月11日 |