舞踊劇「大夢敦煌」日本初公演の記者会見が8日午後、東京中国文化センター(東京都港区)で行われた。蘭州市共産党委員会宣伝部の周麗寧・部長率いる舞踊団一行が、「大夢敦煌」の創作の歴史とステージの魅力を語った。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
周部長は、「舞踊劇『大夢敦煌』の創作・完成から13年目にして初めて、一衣帯水の友好の隣国・日本で公演することになりました。中日国交正常化40周年記念事業のひとつで、甘粛省と秋田県、蘭州市と秋田市の姉妹提携30周年にむけた大切な記念イベントでもあります」と述べた。
蘭州歌舞劇院(甘粛省蘭州市)は2000年、大型舞踊劇「大夢敦煌」を創作、中国全土の最高水準のプロデューサー、舞台美術家、俳優陣を集結させ、中国舞踊界にとって史上最高のステージを完成させた。同年4月の北京初公演以来、国内で数多くの賞を受賞している。今回の日本初公演により、日本のファンは敦煌文化の博大な深遠さを体感するに違いない。
「大夢敦煌」チーフプロデューサーで2008年北京五輪開幕式のアシスタントチーフプロデューサーを務めた陳維亜氏は、「『大夢敦煌』日本公演まで12年待ちました。東京公演が1千回目の誕生日となります。日本の友人の皆様は敦煌文化を非常に愛していらっしゃいます。この舞踊劇を通じて、世界遺産・莫高窟(モーガオクー)にお越しになる日本の方がさらに増えると信じています」と期待感を示した。
舞踊劇「大夢敦煌」は8月29、30、31日、東急Bunkamura(東京都渋谷区)オーチャードホールのほか、秋田県でも公演される。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年5月9日 |