第1回日中知事省長フォーラム(共催:中国人民対外友好協会、中日友好協会、日本全国知事会)が18日、東京で開催された。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国人民対外友好協会の李小林・会長、日本全国知事会の山田啓二会長(京都府知事)が共同進行役を務めたフォーラムには、寧夏回族自治区、新疆ウイグル自治区、安徽省など中国から5省・自治区の責任者が、日本からは新潟県、埼玉県など10府県の知事、副知事が出席、中国駐日本国大使館の程永華・大使、日本外務省の山口壮(やまぐち・つよし)副大臣らも同席した。
両国出席者は「地方間観光交流と産業協力」を主要議題に、経済・文化・エネルギー・環境保護など共に関心を寄せる問題について意見交換した。また両国各地方間の各分野での交流の強化・発展の推進をいかに進めるかについて、幅広い共通認識を得た。さらに「日中知事省長フォーラム」が両国間の省・自治区長・知事交流の重要なプラットフォームとして、中国各省・自治区政府と日本の各府県庁の交流と協力を促す上で、きわめて大きな役割を果たす、との意見で一致した。
フォーラム終了後に双方は記者会見を行い、「中日両国の各省・自治区政府および府県庁の間の交流と協力は、両国各地方の発展、そして両国民の相互理解と友好感情の増進に、重要な役割を発揮し、秀でた貢献をする」とした「第1回日中知事省長フォーラム東京宣言」を発表した。今後はフォーラムを充実させ、両国地方間が経済・文化・科学技術などの分野で交流をより強化し、両国の国民感情を増進すべく、中日関係の安定的発展を促すため努力する、とした。
野田佳彦首相は同日、フォーラムに出席した中国側代表と会見した。野田首相は、「今年は日中国交正常化40周年であり、『日中国民交流友好年』でもあります。これをきっかけに、両国の戦略的互恵関係の発展が促されれば」と述べた。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年4月19日 |