汪大使夫人はあいさつで、88歳という高齢の村山氏がなお元気に中日友好事業のために奔走していることに敬意と感謝を表した後、次のように指摘した。両国の国交正常化40周年にあたって、「日中21世紀女性能力開発と文化交流週間」活動が開催される意義は大きい。この40年間、両国関係は曲折を経ながらも、関係発展の成果は非常に大きく、経済・貿易分野の協力、人的往来および民間交流はいずれもかなりの規模になっている。現在、両国間の人的往来は国交正常化当初の600倍に近く、貿易額は300倍余りに増えている。これらの成果が得られるのには、大分県各界の友好的人々のたゆまぬ努力もあった。大分県は長年にわたり、中国の各省、各分野と積極的に交流を進めてきた。特に中華全国婦女連合会との定期交流は、中日女性企業家交流、両国農村婦人交流および教育、文化交流などに及び、着実な成果を上げている。大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学では、800人近い中国人留学生が学習、研鑽しており、九州で唯一の孔子学院も設立されている。両国政府が今年を「中日国民交流友好年」と定めたことは、国民交流を非常に重視していることの現れだ。「国民交流友好年」シリーズ活動である交流週間活動はまさに、交流によって友好を促し、新しい出会いによって「心のきずな」を結ぶものといえる。21世紀は女性が重要な役割を果たす時代であり、中国と日本の女性が手を携え、各分野の交流を通じて両国の友好関係増進のために新たな、一層大きな貢献をするよう希望する。
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