杭州市の楊戌標・副市長(市共産党委員会常務委員)と浜松市の鈴木康友市長は7日午後、浜名湖(静岡県浜松市・湖西市)で、浙江省の夏宝龍・省長、静岡県の川勝平太知事の立ち会いの下、友好都市関係協議書に署名した。杭州紙「杭州日報」が伝えた。
杭州と浜松はヤマハ発動機により関係があり、また杭州・西湖、浜松・浜名湖がいずれも風光明媚なことから縁があった。両市ともに悠久の歴史を有し、経済力は高く、また文化的・人材的基盤の厚いことでも知られ、友好都市発展の礎と良好な将来性を秘めている。
両市は平等・互恵の原則に基づき今後、経済・観光・文化・科学技術・教育などの分野で多角的な交流と協力を行い、共同発展を推進する。
杭州と浜松の友好関係は日本政府からも「お墨付き」を得ている。昨年市制100周年を迎えた浜松市記念事業の際、鈴木市長と懇談した野田佳彦首相は「杭州市との姉妹関係締結をきっかけに、両市の交流を強化し、調和の取れたウィンウィンの発展を実現してほしい」と期待を寄せた。
中日国交正常化40周年である今年は、浙江省・静岡県友好提携30周年の節目でもあり、夏省長率いる浙江省政府および経済貿易・観光・文化関係者による大型代表団が静岡を訪れ、「浙江静岡友好提携30周年祝賀行事」に参加した。杭州と浜松の姉妹都市関係締結式典は、その大切な一環として催された。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年4月9日 |