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中国国家一級文化財・南宋「女孝経図」に見入る人 |
「地上の天宮 北京故宮博物院展」巡回展が29日、東京富士美術館(東京都八王子市)で開幕した。前日28日にはメディアおよび芸術関係者に公開され、程永華・中国駐日大使が祝辞を述べ、多くの人が鑑賞に訪れた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中日両国の国交正常化40周年記念事業として、中国の文化部、駐日大使館、日本の外務省、文化庁が後援する同巡回展は、「故宮の后妃たち」「故宮の子どもたち」を二大テーマに、絵画、工芸品、服飾、宝石など約200点を展示。その多くが中国国家一級文化財。
巡回展は昨年夏より日本全国の主要都市で始まり、今回が最終回となる。
展示品の中でも最も貴重なのが、南宋時代の宮廷画家の作品「女孝経図」。古代中国女性が儒家思想を受け教育される様子が描かれた9枚の絵巻で、海外出展は初めて。 また清朝・慈禧太后が描いた梅の花、同治皇帝が描いた馬、瑾妃が描いた桃なども注目を集める。皇后・后妃が用いた贅を極めた食器類や清朝宮廷の子どもたちの玩具、皇后婚礼の衣装などにも、来場者は高い関心を寄せ、見入っていた。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年3月30日
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