玄葉光一郎外相は祝辞で、「今年は日中国交正常化40周年であり、両国は現在、政治・経済・文化など各分野での交流強化を進めています。とりわけ両国民間の文化交流の歴史は長く、両国の友好関係に重要な役割を発揮します。良好な日中関係はアジア、ひいては世界の安定と発展に、重要な意義を有します。国交正常化40周年記念関連事業の開催を通じ、両国の戦略的互恵関係を強め、国民感情が増すことを願います」と寄せた。

　特別貴賓として出席した梅葆玖氏は挨拶の中で、実父で著名京劇俳優の梅蘭芳氏がかつて日本公演を3回成功させ、日本の文化界と結んだ堅い縁と深い友情を振り返り、また梅葆玖氏と坂井音重師が中日両国で共演し、友好交流した過去を述べ、坂井氏との将来の共演への願いを語った。