今年4月にソニーの社長兼最高経営責任者(CEO)に就任する予定の平井一夫氏はこのほど、ソニーのテレビ業務は長期にわたり損失を出しているが、撤退はしないことを明らかにした。ソニー中国法人はこのほど、大陸部市場に向けた三次元(3D)機能を搭載した液晶テレビ3シリーズの新製品を打ち出し、中国3Dテレビ市場に力を傾注すると発表した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
今年の元旦には大陸部で3D専用チャンネルの放送が始まり、テレビメーカー各社の間で端末争奪戦がスタートした。中国の3D作品制作に早くから関わってきたソニーはこれを機に3Dテレビに力を入れ、主に中型・小型の製品を打ち出すとしており、テスト段階を経て市場に打って出ようとの意図は明らかだ。他の日本メーカーや韓国メーカーが打ち出す大型3Dテレビとは異なり、ソニーはテスト段階の後も引き続き小型製品に力を入れる方針だという。今回打ち出す製品は2シリーズで、55インチ、46インチ、40インチ、32インチの4タイプになるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年2月22日 |