名古屋市の河村たかし市長が南京市幹部との会談で「南京大虐殺」について「なかった」と主張したことについて、南京大虐殺記念館の朱成山館長は強い憤りを表明し、「河村氏の歴史認識は誤っている」と指摘した。中国新聞社が伝えた。
朱館長は「名古屋市長が中日間の歴史に対して非常に無責任な発言を行った。個人の経験による主観的憶測であり、不真面目なものだ。中国を侵略した日本軍による南京大虐殺は極東国際軍事裁判の判決書で確認されており、これを証明する史実の証拠が大量にある」と指摘。
河村氏のいわゆる「歴史討論会開催」の提案についても「友好的な討論や交流は、史実を尊重した上で行われなければならない」として退けた。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年2月21日 |