中国国務院の王岐山副総理は19日、北京で日本の安住財務相と会談し、「財政と金融の協力は中日経済協力の重点分野である。双方が自国通貨による貿易・投資決算などの協力枠組みを積極的に模索することを願う」と述べた。また、日本の財務省は同日の記者会見で、「日本は中国国債への投資を正式に申請した」と明らかにした。
中日両国は以前から財政・金融面での協力関係強化を狙っていた。2月初め、日銀の西村清彦副総裁はある講演の中で、「円と人民元による直接取引の促進が、現地通貨建ての金融為替市場を育成する」と主張。また、日本は昨年12月にも「100億元規模の人民元建て中国国債を購入する可能性がある」と明らかにしていた。
日本企業や金融機関は中日の協力関係が深まることを期待している。みずほ銀行中国営業推進部は2009年から人民元建て取引に関連する業務に着手。昨年末には人民元建ての各種越境取引業務を完備し、日本企業の人気を集めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月20日
iphoneでもチャイナネット! |