東日本大震災は、日本国民の生活に深刻な影響を与えただけなく、徐々に盛り上がりをみせていた中国人の訪日修学旅行市場の出鼻をくじく形になった。だが震災から約1年が過ぎ、日本各地でも修学旅行が徐々に再開している。ウェブサイト「日本新華僑報網」が伝えた。
中国教育関係者一行9人が14日、再開予定の北京市内の小中高校の訪日修学旅行の事前視察のため、日本海に面する石川県を訪れた。
同県観光交流局担当者によると、石川県は昨年、中国からの修学旅行計284人分の受け入れ準備を進めていたが、突然の大震災により、計画は白紙となった。同県は今回、中国からの修学旅行を引き続き誘致するため、教職員を視察に招いた。
一行はいずれも北京市内の小中高校の教職員。石川県側は教職員らを金沢市内の著名な景勝地、名所古跡に案内し、同県の修学旅行誘致プランを紹介した。石川県観光交流局観光推進課は、今年夏をめどに、中国の児童・生徒が来県し、日本海沿岸の魅力を満喫するのを期待している。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年2月16日 |