◆為替市場介入が困難に
現在、円高が日本の輸出企業に深刻な圧力を形成しており、日本の有名企業の利益を大きく食い込んでいる。シャープ、ソニー、パナソニックの3社は、需要の疲弊による赤字計上を予想しており、円高により輸出が「ほぼ不可能」になっていると表明した。
2010年末より、中央銀行は財務省の支持を受け、4回にわたり円売りを実施した。某メディアは8日、日本政府は昨年、外国為替市場に対して2004年ぶりとなる覆面介入を行い、円高に歯止めをかけようとしたと報じた。
財務省が7日に発表したデータによると、日本は昨年10月31日に過去最高の8兆700億円を売却すると、続いて昨年11月1-4日の4日間にわたり計1兆200億円の覆面介入を行った。昨年10月31日、円の対ドルレートは1ドル=75.35円の戦後最高値を記録した。
しかしアナリストは、「外部からの圧力が深刻化する中、日本政府が再度介入に出ることは困難である」と指摘した。米国財務省は昨年12月の報告において、日本政府が昨年8月と10月に一方的に円売りを行ったことを非難し、円売りではなく国内経済の回復に取り組むべきだと主張した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年2月9日
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