社団法人・日中友好協会主催の「2012年日中友好新年会」が18日夜、東京で開催された。程永華・中国駐日本国大使は、中日両国はよき隣国、よきパートナーとして努める必要がある、と述べた。「中国新聞社」が伝えた。
程大使は、「東日本大震災発生後、中国はあらゆる手段で日本に支援を行い、両国民の親近感が増しました。昨年末の野田首相の訪中では、中国首脳との間で両国戦略的互恵関係の深化について多くの共通認識に至りました。中日国交正常化以降40年間、両国関係は各方面で積極的な成果を上げ、両国民に真の実りある利益をもたらし、世界の平和と繁栄に積極的に貢献しました。よって中日両国はよき隣国、よきパートナーとして努める必要があります。国と国の交流は市民の友情にあり、中日友好の鍵は両国民の友好です。今年、両国は共に『中日国民交流友好年』活動を展開し、民間交流を強化することで、国民の相互理解を促します」とあいさつした。
加藤紘一日中友好協会会長は、「過去3年間、中日関係は幾多の困難に直面し、日中友好協会会長として、深く責任の重さを感じています。今年は日中国交正常化40周年であり、日中双方は祝賀事業実行委員会を設けました。これを機会に民間交流を強化し、日中友好に堅固な基盤を築くことを望みます」と寄せた。
中野譲外務大臣政務官は、「昨年、北京で唐家セン・元国務委員(副首相級)にお会いした際、中日両国は2千年以上に及ぶ交流の歴史の中で、摩擦はあったが、友好交流が柱であったとのお話をお伺いし、大変印象深かった。今年、両国は共に『新たな出会い、心の絆』と題した『日中国民交流友好年』事業を行います。両国友好関係がより発展すると確信しています」と述べた。
谷垣禎一自民党総裁、村山富市元首相、江田五月元参院議長ら日本政界要人、対中友好団体代表、華僑・華人など約300人が新年会に出席した。(編集HT)
*センは「王へん」に「旋」
「人民網日本語版」2012年1月19日