2012年の春節(旧正月)を目前に控えた17日午後、中国国家観光局の張西龍駐日首席代表、武月中副代表は東京都港区の同局駐日機構で、程永華中国駐日大使、呂克検公使ら一行を迎えた。人民網が報じた。
張代表は程大使に対して、「2011年に東日本大震災、大津波、放射能汚染が発生し、各国からの観光客数が激減した中、中華圏からの観光客数の回復が最も急速であった。中国人観光客の1人当たりの消費額が最も高く、16万円に達した。2012年は中日国交正常化40周年の年で、記念イベントを予定している。陝西省からはこのほど、約100人の文化芸術団が訪日する。湖南省も78機のチャーター便で、静岡県の観光旅行を計画している。また仙台市の復興を支援するため、中国のパンダが仙台市の動物園に貸与される」と説明した。
程大使は日本を訪れる中国人観光客の満足度を重視しており、「費用ゼロツアー」(ガイドがツアー客を観光地に連れて行かず、ショッピングにばかり連れて行く現象)等の問題について触れると、張代表は「中国からの日本ツアーは健康的で、むしろ日本の一部の旅行会社による費用ゼロツアーに近い中国旅行があり、当局から日本側に意見を述べた。また日本の多くのホテルでは中国語のテレビ番組が視聴できない、接待設備の老朽化といった問題の改善が待たれる」と回答した。
張代表は程大使に駐日機構の機能と特徴を説明した。程代表は春節の挨拶を行った。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年1月18日 |