東京にある中華料理店は中国人観光客が命
日本政府は2003年に「観光立国」戦略を打ち出した。2013年までに外国人観光客を3000万人に増やすことを目標に「観光立国推進基本法」を発表し、観光業界の発展に力を入れ始めた。その目標達成に中国の存在は欠かせない。
銀座を回ってみると、1丁目から8丁目までどこをみても中華料理店がある。ガイドによると、中国人観光客に来てもらうためだそうだ。
張さんによると、東京の中華料理店は日本人が開いたものであり、店長は中国語で挨拶してくれたという。店を出るときには頭を下げて見送ってくれたそうだ。
中国語で案内 入場料も安い
張さんたちは温泉、レストラン、ホテルが一体となった大江戸温泉に泊まった。ホテルはどの部屋でも中国のテレビが見られ、また、中国語ができる人がいたという。張さんは、「中国人観光客への配慮をいたるところで感じた」と話した。
最後は芦ノ湖で遊覧船に乗り、美しい自然と富士山を見た。遊覧船ツアーは入場券と乗船券を合わせても5000円に満たない。ガイドによると、震災以降、価格を2000円ほど安くしたそうだ。
旅行会社によると、震災後、観光地でかかる入場券などの費用は数百元ほど安くなったという。震災前のツアーは約7000元だったが、今年はわずか4000元前後、3800元という旅行会社もある。価格は約半値になっており、今もまだ回復していない。今後も、日本へ旅行する長春市民は増えそうである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月17日 |