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専門家:日本のF35購入はステルス技術獲得が目的 | |
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資料写真:米国のF35戦闘機 |
中国軍事科学学会副秘書長の羅援少将はこのほど、日本が米国のF35を次期主力戦闘機に選定したのは、中国やロシアの第4世代戦闘機に対抗するとともに、ステルス技術を獲得し、次世代戦闘機を独自開発し、F2戦闘機のアップグレードを加速することが目的だと指摘した。羅少将の発言の要旨は次の通り。中国新聞網が伝えた。
■中ロの第4世代戦闘機をにらみF35を購入
日本の理想はF35ではなくF22だった。だが米国にはF22の使用を米軍に限定し、他国との技術共有を禁じる法律があり、次善の策としてF35が選定された。日本で航空装備の世代交代の必要性が指摘されてからすでに久しい。現在のF4ファントムは間もなく退役するし、F15も周辺国の第4世代戦闘機と肩を並べられない。F15は第3世代戦闘機だが、中国とロシアはすでに第4世代戦闘機を保有している。このため日本は第4世代戦闘機を必要としているのだ。だが日本は空中早期警戒偵察システムがなく、データリンクが劣るという大きな問題も抱える。F35は少なくともステルス性を持ち、レーダー探知を回避し、相手の指揮・制御システムを攻撃して作戦全体のプログラミングを破壊するという、「スイーパー」の役割を果たせる。その後、F15と国産のF2が「決定打」を放つ役割を果たす。
また、F35は通信連絡能力が高く、日本のイージス駆逐艦上のネットワークシステムや情報システム、地上レーダーシステムとのリンクが可能だ。F35のこうした機能によって、日本の欠陥が補われる。当然これは、中国とロシアを明確ににらんだものだ。
■ステルス技術を獲得し、新型戦闘機を独自開発
現在米国は軍事費を大幅に削減しており、事実上F35の開発継続が困難になっているため、日本側に購入を求めた。日本にとっての利点は、共同開発を通じて、絶対機密のエンジン技術まで共有できることだ。
F35は期日通りに納入されるとは限らない。2016年に4機納入の予定だが、さらに遅れるかもしれない。日本は日本が資金提供し、共同開発に参加すれば、納期を前倒しできるとしている。その過程で日本はステルス技術を獲得し、F2の後続機の開発、F2のアップグレードの加速を技術面で支えることができる。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年1月5日
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資料写真:米国のF35戦闘機 | | |
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