日本漢字能力検定協会は12日、京都市東山区にある清水寺で2011年の漢字が「絆」に決定したと発表した。人民日報が伝えた。
日本漢字検定協会は毎年、一般公募で投票によって選ばれた「今年の漢字」を発表している。選ばれた一文字の「今年の漢字」には、その年の日本の世相や日本国民の心情が凝縮されている。例えば、2010年の「今年の漢字」には、猛暑日の記録が更新されたことから、「暑」が選ばれた。2009年は、民主党が歴史的な政権交代を果たし、新型インフルエンザが猛威をふるったことで、「新」の字が選ばれた。
今年は計49万票の投票が寄せられた。最も多かったのは「絆」で約6万票、「災」と「震」がこれに続いた。「絆」には、「結びつき」や「繋がり」という意味がある。「絆」に票が集まった理由は▽震災後、家族や友人など日常生活で近くにいる人との結びつきの大切さを改めて実感した▽被災者は多くの見知らぬ人と結びつき、援助を得ることができた▽サッカー女子ワールドカップでの日本チームの優勝が、人が結びつくことで発揮される力の偉大さを証明した--など。 (編集KM)
「人民網日本語版」2011年12月13日
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