日本の総合家電メーカー・株式会社東芝はこのほど、中国節能環保集団公司および日本のみずほコーポレート銀行と、中国におけるエネルギー環境産業の業務推進での提携に関して合意に達した。「国際金融報」が伝えた。
中国の第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)の綱要では、経済構造の戦略的調整、経済成長の科学技術含有量の引き上げが目標とされており、とりわけ単位GDP(国内総生産)あたりのエネルギー消費量とCO2排出量の大幅な引き下げについて具体的な目標が設定されている。このため中国の省エネ市場は今後、規模が急速に拡大することが予想される。
中国節能は1988年に設立された、省エネ、汚染物資排出削減、環境保護を主業務とする中国で唯一の大型国有企業だ。東芝と中国節能は今後、インテリジェントコミュニティやグリーン建築などの省エネ・環境保護技術、省エネ環境保護プロジェクト、市場拡大に向けた営業販売計画といった方面で相互参与の戦略的な協力関係を築いていく。みずほコーポレート銀行は関連プロジェクトを資金面で支援する予定だ。
東芝はこれまでに中国で、インテリジェントコミュニティに関連した「江西省共青城市インテリジェントコミュニティ技術実証プロジェクト」や「天津市生態城市プロジェクト」などに参与してきた。今回の中国節能との協力合意を通じて、今後は中国でインテリジェントコミュニティ関連業務を加速させると同時に、経済の新興国におけるインテリジェントコミュニティ業務を強化し、2015年をめどにインテリジェントコミュニティ業務の売上高が9千億円に達することを目指すとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年12月7日 |