日本の長崎海上保安部は6日、漁業法違反の疑いで、中国漁船の張天雄船長を逮捕した。日本のメディアが明らかにした日本側の逮捕の理由は、長崎県・五島列島南西約10キロの島の北西約5キロの日本領海内に進入したためだという。中国外交部の洪磊報道官は8日、「これは普通の漁業案件だ」とし、「中国側は日本側に中国人船員の合法的権益の保護と、早急な解決を求める」と述べた。
日本は8月5日にも同じような理由で中国人船長2人を逮捕、中国漁船を押収した。昨年9月に釣魚島(日本名・尖閣諸島)で中日船舶衝突事件発生後、日本側は中国漁船の船長を不法に逮捕し、「国内法」に基づ沖縄県那覇地検に移送した。これを那覇地検が「不起訴」にしたが、那覇検察審査会は中国人船長を「強制起訴」すべきだと議決した。日本側の一連の行動に対し、中国側は低調に処理してきた。しかし、日本側の行動はますます激しくなっており、あたかも海上摩擦を引き起こすのが狙いのようだ。
日本側が立て続けに中国人船長を逮捕するのは、一連の事件の関係がある。日本の国土は38万平方キロにすぎないが、一方的に主張するいわゆる領海および排他的経済水域(EEZ)など約447万平方キロの海域を管理している。日本政府は最近、中国の釣魚島を含む25の離島を国有化する方針を固めた。日本はこれを契機に領海面積の拡大を狙う。日本はまた、南中国海の領有権問題にまで介入してきた。
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