■中日間の緊張激化のおそれ
専門家は、防衛の重心の北東から南西へのシフトに伴い、今後この地区で演習の頻度やレベルが高まる可能性を指摘する。今回の演習は地上部隊が中心かもしれないが、今後は海と空での演習の頻度や規模の大幅な増加も予想される。実際、日本は昨年の防衛大綱で中国を最大の仮想敵国として以来、対中偵察などの軍事行動を大幅に増やしている。今年1月から9月までに中国近海での自衛隊機による偵察回数は前年同期比で44%増加している。日本の活発な軍事行動によって、逆に中国が警戒を強化するのは間違いない。両国間の緊張激化に伴い、双方間で衝突が起きる可能性も高まるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年11月8日 |