第5期中日友好21世紀委員会第3回会合が23日、北京・釣魚台国賓館で開幕した。中国側は首席委員の唐家セン元国務委員、日本側は首席委員の西室泰三東京証券取引所会長がそれぞれ代表団を率いて会合に出席し、基調講演を行った。
西室氏はまず、中国政府と国民の東日本大震災後の多大な支援に感謝。日中両国の密接な関係、日中の戦略的互恵関係の包括的推進は日中両国だけでなく、地域や国際社会のためにもなる。双方は、日中国交正常化40周年を契機とし、新しい智恵と創造性をもって各方面のコミュニケーションを強化し、経済・文化・科学技術・教育・メディア・環境など幅広い分野での交流・協力を広げていく必要がある。特に青少年の交流強化、国民感情の改善、政治・安全保障面の相互信頼増進は日中関係の長期的かつ安定した前向きな発展をいっそう促し、両国国民に幸をもたらすと語った。
中日友好21世紀委員会は両国政府の諮問機関で、1984年に設立、両国各界の著名人で構成されている。第5期委員会は09年11月に発足した。今会合は、「グローバルな視野―国交正常化40年の回顧 中日関係の中長期的展望」をテーマに、3日間にわたって議論する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月23日 |