12月3日は中国国際放送局(CRI)日本語放送(北京放送)開局70周年の記念日である。この日を祝賀して、北京放送開局70周年記念レセプションが17日、北京広電国際ホテルで盛大に開催された。CRI日本語放送のリスナー代表、先輩の皆さん、華僑、そして、中日両国のメディアと友好団体の代表らおよそ200人が出席した。
席上、中国国際放送局の夏吉宣副局長が挨拶し、「中国国際放送局の日本語放送は、中日両国人民の友情が代々続いてきたことの証しである。現在、日本語放送と日本語ウェブサイトは、中日両国の視聴者に愛されるマルチメディア・プラットホームとなっている。北京放送の先輩たちは、まじめで勤勉な仕事で日本語放送の輝かしい歴史を作り出してきた。現在の日本語部スタッフは先輩の優れた伝統を引き継ぎ、生き生きとした仕事ぶりで、活力のある新たな歴史を切り開いている」と述べた。
唐家セン元国務委員は、「電波を送り届けて70年、これからも輝かしい新たな一章を」との祝辞を寄せた。
山田重夫中国駐在日本公使は祝辞で、「これまで70年、CRIは多くの日本の人々に中国の姿を紹介すると共に、FM放送を通じて中国に日本を紹介してきた。これからもCRIがより多くの中国の方々に日本の情報を紹介し、また、より多くの日本人に中国の情報を届ける、そのような活動を活発に続けていくことを期待している」と述べた。
また、日中友好協会会長の加藤紘一議員も祝辞を寄せ、「北京放送は、日中間を結ぶコミュニケーションの場として、大きな歴史的な任務を果たしてきた。特に1941年の開局から1972年までの国交回復まで、日中両国はお互いに『近くて遠い国』であり、日本人にとって、中国の現状を知るのは、北京放送が唯一の頼りだった。そして、今や北京放送は単にラジオだけではなく、インターネット、出版、そして、テレビの番組を作って中国各地に提供するなど、幅広い活動をしながら、日本というものを中国の人々に知ってもらう大きな働きもしてくれている」とCRIを高く評価した。
「人民網日本語版」2011年10月18日 |