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日本の新型ヘリ空母「22DDH」と現役のひゅうが型ヘリ空母の対比図。 |
日本の海上自衛隊はヘリ空母「22DDH」にレイセオン社製防空システム「SeaRAM」の「Mk 15 Mod 31」を搭載する計画だ。米海軍以外の艦艇への「SeaRAM」搭載は初。ヘリ空母「22DDH」は排水量2万4000トン、全長248メートルで自衛隊最大の軍艦だ。ロシアメディアの報道を「東方網」が引用して伝えた。
日本が今回発注した防空システム「SeaRAM」は近接防空ミサイル「RIM-116」11連装の発射機を持つ。米海軍とレイセオン社の近接防御火器システム「ファランクス」6基(1億6100万ドル相当)の購入契約の補足協定によるものだ。補足協定にはオースタル社の建造する米海軍の6隻目と8隻目の沿海域戦闘艦に搭載する「SeaRAM」の購入も含まれる。「SeaRAM」は2010年1月に就役した2隻目の沿海域戦闘艦「インディペンデンス」に初めて搭載された。
「SeaRAM」はファランクスの20mmガトリング砲に代わり、11連装発射機を採用。Jバンドデジタル捜索レーダー、パルス・ドップラー追跡レーダー、電子工学センサーを搭載している。
日本はヘリ空母「22DDH」2隻の建造を計画している。1隻あたりヘリコプター9機の搭載が可能で、日本のアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドが2012年から建造を開始する。建造費は1隻あたり10億4000万ドル。「22DDH」は2009年3月就役のひゅうが型ヘリ空母「ひゅうが」、2011年3月就役の同「いせ」よりもずっと大きい。ひゅうが型ヘリ空母は1970年代建造のしらね型護衛艦に取って変わるものだ。(中国船舶工業総合技術経済研究院 呉小蘭)(編集NA)
「人民網日本語版」2011年9月13日
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資料写真:日本が建造を計画するヘリ空母22DDHと現役最大のひゅうが型ヘリ駆逐艦の大きさの比較。22DDHは約50%大きい。 | |