【新華社北京9月7日】中国の李克強副首相は6日、北京の人民大会堂で張富士夫氏を団長とし、米倉弘昌氏を最高顧問とする2011年度日中経済協会訪中団と会見した。
李副首相は次のように述べた。中国と日本はアジアと世界の重要な国で、双方が長期的かつ安定的な善隣友好協力関係を発展させることは両国と両国人民の根本的利益にかない、アジアおよび世界の平和、安定、繁栄にも役立つ。双方は大局と将来に目を向け、対話を強化し、相互信頼を増進し、交流・協力を深め、両国の戦略的互恵関係の健全かつ安定した発展をはかるべきで、日本の経済界の友人が中日関係の健全かつ安定した発展のために引き続き積極的役割を果たすことを希望する。
李副首相は、中日の経済は補完性が強く、双方が世界の産業構造調整を契機とし、それぞれの優位性を十分生かし、エネルギー、環境保護、循環型経済、ハイテク、災害復興などの分野の協力を強め、中日の経済・貿易協力の着実な拡大とタイプ転換・高度化をはかることを希望すると述べた。