民主党代表選を制した野田佳彦新党首が30日、両院本会議での首相指名選挙で第95代、62人目の首相に選出された。国内メディアの統計によると、野田氏はこの10年で7人目の首相になる。昨年の米ニューズウィーク誌の「世界で一番良い国」のランキングで日本は9位、アジアで唯一上位10位に入り、11位の米国を上回った。ちなみに中国は59位。
日本の首相交代劇を冷笑・風刺するのは国内のメディアだけではない。欧米などのメディアもあまりに日本の閣僚更迭が頻繁なため、日本政府を低効率、無能、無責任とみている。
長年世界第2の経済力を誇り、今でも第3の地位を占め、先進国7カ国で唯一アジアの国である日本で、10年で7人も首相が交代するのは確かにおかしな話で、これと90年代にバブル経済が崩壊して以来20年以上続いている景気低迷とを結び付けて考えざるを得ない。その上、日本国内の政治に対する失望、様々な不満と一向に低下しない自殺率、半年前の地震と津波を前に、実状を知らない人、特に中国人は頻繁な首相交代が日本の状況を悪化させる、さらには日本の国民は非常に悲惨だと判断しがちだ。
しかし本当にそうなのか?GDP成長率など経済指標以外の他のデータから見て取ることができる。
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