観点2:中国は日本の援助を受けながらも、アフリカの貧困国を援助
「日経ビジネス」は、日本のODAに対する新たな姿勢は、日本が中国からの脅威を意識している証拠だと指摘する。中国の経済成長、国力の発展は非常に速く、資金を国内に引き入れるだけでなく、アフリカなどの貧困地に援助の手を差し伸べている。これが日本政府に不自然だと思わせている。
また、中国政府が国外での動きを活発化させていることで、一部の日本人は中国に援助することに気まずさを感じている。
多くの人は、中国は国外に援助の手を差し伸べることのできる唯一の国だと見るようになっている。米国が中国に大量の国債を売りつけただけでなく、ギリシャ債務危機の影響を受けた欧州も中国が大量の資金を投じることに期待している。これは、温家宝総理が欧州を訪問した際にドイツのメルケル首相から壮大な歓迎を受けたことからもわかる。
しかし、中国は依然として発展途上国で、貧富の差の問題はまだ解決されていない。アシュトン欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表が中国を訪問した際、中国政府は貴州省の貧困村にも案内した。
観点3:日本政府の対中ODAは対外政策上の「小切手外交」
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