6月22日発行の「日本僑報電子週刊」第985号によると、第七回「中国人の日本語作文コンクール」園丁賞が発表された。今回は26校が園丁賞を受賞し、この賞を設立した2007年以来、最高記録となった。
日本僑報社日中交流研究所が主催し、在中国日本大使館、人民日報社人民網、中日友好協会及び社団法人日中協会など7つの日中友好団体が後援、株式会社ドン・キホーテが協賛する今回の日本語作文コンクールのテーマは、「日本企業に伝えたい中国人消費者の本音」と、3月の震災をうけ追加された「頑張れ!日本!」の2つ。今年1月に正式にスタートして、5月31日に原稿受付を締め切った。集計の結果、中国27の省市区の171校(大学、専門学校、高校、中学校)から3073編の投稿が寄せられた。
学生たちの日本語は、指導教官の先生あってのものである。そのため、コンクールでは日中国交正常化35周年にあたる第三回(2007年)から、学生の作文指導に業績ある学校と先生方を表彰する「園丁賞」を創設した。
第七回コンクールは、応募があった171校の中から、昨年同様一校で50本以上の応募があった学校を受賞対象とし、26校を顕彰する。賞状の他、主催者から記念品が贈呈される。
今回の園丁賞受賞校は以下の通りで、( )内の数字は応募作文数。
上海市甘泉外国語中学(195)、浙江万里学院外国語学院(184)、大連大学(181)、湖州師範学院(171)、浙江越秀外国語学院(149)、湘潭大学(134)、上海海洋大学(99)、長春理工大学(94)、西南交通大学(89)、華僑大学(86)、黒竜江大学(86)、東北大学秦皇島分校(86)、吉林華僑外国語学院(80)、青島農業大学(80)、大連交通大学(75)、河南科技大学(72)、延辺大学(63)、嘉興学院平湖校区(63)、曲阜師範大学(63)、四川外語学院成都学院(61)、山東大学威海分校(60)、天津工業大学(53)、長沙明照日本語専修学院(52)、浙江理工大学(51)、山西大学(50)、中国海洋大学(50)
中国人の日本語作文コンクールは、2005年から毎年開催され、今回で七回目。既に500人以上の応募者が「日本大使賞」をはじめとする各賞を獲得した。主催者は、毎年受賞作品を編集し単行本として出版している。『日中友好への提言2005』、『壁を取り除きたい』、『国という枠を越えて』、『私の知ってる日本人』、『中国への日本人の貢献』、そして『メイドインジャパンと中国人の生活』等6冊は、中日両国の読者から高い評価を受けた。特に『壁を取り除きたい―第二回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集』は、朝日新聞(2006年12月24日)書評委員によるお薦め「今年の3点」に選ばれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月22日 |