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中国と日本  
中国の訪日観光料金、来月15日に震災前の水準に戻る

中国旅行社大連支社の万永財支社長によると、これまでに訪日ツアーに500人余りの申し込みがある。震災後の訪日観光再開から1カ月間は大幅優遇料金で、来月15日までは通常の観光で1人3990元(1元=約12円)だが、15日以降は6000元前後に戻る。

万支社長は次のように語った。大幅優遇料金で日本観光は一部市民に人気があり、このところ申し込みが盛んだが、来年15日以降のツアーの申し込みは多くない。これは料金が戻った後、観光客数が震災前の水準に戻るには一定の時間がかることを示している。

国家観光局の「訪日観光安全注意見直し通知」が出たのに伴い、日本の地震と放射能危機発生から2カ月余りの5月下旬に、上海や広東などの旅行社の訪日ツアーが少しずつ再開された。震災前と比べ料金は4―5割安く、上海からの4日間訪日ツアーが3000元前後だった。

国家観光局の日本観光に関する最新の見直し通知も、日本は震災復旧復興段階にあり、福島など被害が大きい地域を除き、他の大部分は社会秩序と民衆の生活が通常に戻っているとしている。

歴史的原因と地理的位置から大連と日本は観光の面でずっと非常に緊密な関係が続いている。王舒岩課長の説明によると、昨年、大連を訪れた日本からの観光客は56万人で、北京、上海に次いでいる。日本は大連の主要な観光客市場となっている。また近年は大連から日本を訪れる観光客が増え、昨年は2万3500人に上った。今年は地震などの影響で、訪日観光市場の回復には一定の時間がかかることは確実とみられている。

王舒岩課長は次のようにみている。震災後、中国からの日本観光は以前集中した東京、大阪などの大都市から沖縄、北海道、富山、長野など中小都市に分散される可能性がある。結局のところ日本の観光資源は非常に豊富で、これら中小都市にはそれぞれ特色がある。

「新華網日本語=中国通信社」より 2011年6月22日

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