【新華社大連6月22日】大連のある市民は近く日本に旅行に行く予定で、少し心配していたが、日本から戻ったばかりの友人が状況は安定し、旅行に影響はないと言っていたと驚いていた。
6月に入り、特に夏休みが間近になり、大連市では訪日観光が徐々に回復し、料金も来月15日には震災前の水準に戻る予定だが、観光客数の回復にはまだ時間がかかるとみられている。
震災後、日本の観光業は低迷し、北海道から沖縄まで全国的に観光地は海外からの観光客が見られなくなった。大連市の訪日観光も基本的にストップした状態だった。
「4月からこれまでずっと日本の各レベルの観光キャンペーンが大連で続々と行われ、最近特に盛んになっている」、大連市観光局国際課の王舒岩課長はこう強調し、次のように説明した。4月12日に富山県知事が代表団と共に大連を訪れたのを皮切りに、西日本鉄道や北海道の観光官庁が表敬訪問に訪れ、さらに札幌、岡山などの市長も代表団と共に大連で観光説明会を開いた。同時に日本のコンサルタント会社が東京都の委託を受け、大連で観光市場調査を行った。
今月7日、大連海外旅游有限公司、大連航空国際旅行社など旅行会社数社が企画した震災後初の訪日ツアーが出発した。
大連海外旅游有限公司の魏涌・社長は次のように語った。地震と津波で訪日ツアーはすべて取り消しとなり、年内は大きな影響を受けると考えていたが、こんなに早く回復するとは思っていなかった。今月初めから訪日ツアーに多くの申し込みがあり、震災前の水準に基本的に戻った。現在、日本は中国からの観光客を非常に歓迎しており、もてなしの質も比較的高い。
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