家電小売大手の国美電器は14日、日本の大手家電メーカー・三洋電機株式会社のテレビ部門と5年間の深いレベルの協力合意に調印したことを明らかにした。双方は消費者のニーズを踏まえて、情報の共有、製品の研究開発、営業販売の拡大、販売管理、アフターサービスなどで深いレベルの協力を展開するとしている。「証券日報」が伝えた。
双方によると、5年の協力計画の中心的な内容として▽国美がその国内での販売ルートをいかして三洋の独占的な取次業者となり、5年間でカラーテレビ810万台の売上を目指すこと▽双方の深いレベルの協力を土台として、国美は三洋製品の末端における普及に努め、ブランド普及のための費用として毎年5千万元を投入し、三洋は製品の研究開発と生産に努め、研究開発費用の7%を投入すること、などが挙げられる。
三洋電子(東莞)有限公司の西條淳夫総経理(社長)は「国美は中国最大の家電販売業者であり、中国で最も大きな小売販売ネットワークをもっている。今後われわれは双方の深いレベルでの協力関係を一層深化させ、それぞれの優勢な資源を調整していく」と述べた。また国美電器集団の李俊濤副総裁によると、国美と三洋は2010年の初めから独占的かつ全面的な深いレベルでの協力を展開してきた。2015年には国美電器集団の売上規模は2千億元を突破することが予想されるという。
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