日本政府は21日午後、東京のある場所で発掘調査を開始した。その場所にはかつて陸軍軍医学校があった。
軍医学校の元看護士、石井十世さんの話によると、1945年8月15日に日本軍が降服した後、同僚とたくさんの死体や骨を埋めたという。
一部の歴史研究者によると、今回発掘調査が行わる場所にはかつて日本軍731部隊の研究本部があったという。もし遺骨などが発見されれば、731部隊と何らかの関連性がある可能性が高い。
21日、発掘調査現場で話をする厚生労働省職員
元看護師による証言
元軍医学校看護師、石井十世さん
元看護師の石井さんは現在88歳、2006年に約60年間誰にも語ることのなかった終戦後の秘密を告白した。敗戦後、当時軍医学校に勤務していた石井さんたちは大量の遺体や解剖した死体などの埋葬作業を行ったという。
石井さんの話を受け、日本政府は軍医学校があった場所の発掘調査を実施するよう指示した。
発掘調査は21日より開始される。政府はこれまでに、住民の転居や敷地内にあった建物の取り壊しなどを進めてきた。
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