広東省と兵庫県が締結した友好に関する覚書に基づき、華南農業大学と華南師範大学、広東外語外貿大学、広東商学院、中山大学、広東工業大学、星海音楽学院、汕頭大学、広東金融学院で構成される広東省学生代表団の一行、約190人が10月5日から12日まで、兵庫県各地のほか、東京や京都、大阪などを訪問、民間交流を行うとともに名所旧跡を観光した。
兵庫県庁は10月8日、歓迎式典を開催。吉本知之副知事が県民を代表して学生代表団に歓迎の意を表した。翌日午前、代表団はグループに分かれて神戸学院大学、兵庫教育大学、兵庫県立大学、関西学院大学、神戸松蔭女子学院大学、神戸女子大学を訪れ学生たちと交流した。
華南農業大学一行25人は、風光明媚な神戸学院大学港島キャンパスを訪れて同行の学生らと交流。同キャンパスは国際的な友好交流の楽しい雰囲気に包まれ、校内のあちこちの電光掲示板に「中国広東省学生訪問団の来訪を熱烈に歓迎します」の赤い文字が映し出された。西脇隆雅事務長は歓迎会で教師と学生を代表して情熱溢れる挨拶をし、上海交通大学や天津南開大学など中国の6校の大学との交流の近況を説明するとともに、訪問団一行が今回の来訪を契機に、両校の友好交流を深めてほしいと語った。華南農業大学学生課の曾雅麗課長と学生代表の姜小礫さんが挨拶、中日の世々代々の友好を受け継ぐ強い思いを示した。神戸学院大学学生の増田繁美さんと西賀陽平さんは中国語で歓迎の言葉を述べた。その後、訪問団一行は異国情緒溢れる緑菌キャンパスを参観し、西側の潮声公園で記念写真を撮った。
昼食会の後、交流会が始まった。華南農業大学は素晴らしい民族舞踊「敦煌」と独唱を披露。また全員で中国語、日本語で「北国の春」を合唱し、交流会を盛り上げた。その後、中日両国の学生は膝を交えて語り合い、大学生活での体験などを思う存分述べた。メールアドレスを交換し、後にネットで交流することを約束。最後に華南農業大学の李建軍副学長が挨拶に立ち、熱烈な歓迎を受けたことに心から感謝し。14時、一行は同校の教師・学生と別れを惜しんだ。
広東省学生訪問団一行は兵庫県の明石海峡大橋、孫文記念館、但馬地区の伝統的な民族祭りを見学。初めて兵庫県や日本の各地で過ごしたこの短い時間は美しい思い出として残るだろう。
(文・写真 劉幸宇)
「北京週報日本語版」 2009年11月2日 |