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中国と日本  
第4回国際将棋トーナメントで中国人が優勝

 

北京市の崇文区には、龍潭公園という広い公園がある。毎年ここで龍潭廟会という新年を祝う大規模な縁日が開かれる。たくさんの屋台が並び、伝統芸能やスポーツのほか、象棋(中国将棋)・囲碁・チェスなど100余りのイベントが開催される。毎年、李民生さんは学生を対象とした将棋大会を開催しており、3年前からは豊田通商がスポンサーになっている。

中国の象棋(シャンチー)と似ている日本の将棋

「日本の将棋は、中国の象棋(シャンチー)とは違って、取った駒を使うことができ、駒を裏返すことができる。将棋を勉強すると、日本人の考え方をもっとよく理解できるようになる。例えば、ビジネス戦略の面で、約25年前、日本人はまずYAMAHAの電子オルガンを少年宮(中国の青少年育成組織)に贈り、電子オルガンの養成課程を開設した。電子オルガンを勉強した子どもたちは、家に帰って練習する必要があるので、電子オルガンを買わなければならなくなった。それからYAMAHAの電子オルガンは中国市場に進出してきた。これは日本将棋のやり方と似ているのではないだろうか。まず、相手に駒をあげて、次に進攻する。そして、将棋の勉強を通じて、日本の歴史、文化も理解できる。これから、教育の一環として、中国の子どもたちはもっと積極的に将棋を勉強してほしい」と李民生さんは語った。

今のところ、日中両国で広く親しまれている囲碁に対し、日本の将棋は中国ではまだ広く知られていない。道具や指導者が不足していることや生徒たちが受験勉強で忙しいことなどが原因で、なかなか普及への環境が整っていないという。それでも、北京の子ども、学生棋士たちは意欲満々で、中国の街角に将棋の駒音が響く日は、そう遠い先ではないかもしれない。

「北京週報日本語版」 2008年11月13日

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