日本の福田康夫首相一行は29日、中国北部最大の港湾都市、天津に到着した。
中国共産党中央政治局委員を務める天津市委員会の張高麗書記は、浜海新区の万麗泰達酒店(ルネッサンス・テダ)で福田首相と会見し、「日中両国は一衣帯水の友好隣国だ。天津市の日本との友好交流は歴史が長い。神戸市と1973年に他国に先駆けて中国初の友好都市を結んだ。長年にわたり、日本との交流・協力関係を各分野にわたって進めてきた。天津市で事業投資を行った日本企業はいい業績をおさめている。」と述べた。
さらに、「福田首相の今回の天津訪問で、双方の交流協力をより一層強化する新たなチャンスが生まれた。天津市と日本の緊密な往来を今後も促進していき、友好関係を新たな段階に高めていきたい。多くの日本の友人が、天津及び浜海新区へ視察、事業投資をすることを歓迎し、相互利益と共同発展を実現していきたい」と述べた。
福田首相は、天津市における経済発展の大きな成果に高い評価を示し、「天津市は未来へ向かった、発展が著しい、活気に満ちた都市で、その発展の勢いは注目に値する」と述べ、天津市の今後の発展に関心を示した。
また福田首相は、日本側は天津市との経済貿易協力や文化交流を積極的に展開していく。神戸市と天津市は、友好都市として両国民の間ですでに深い感情が築かれている。日本側は前向きに双方の経済貿易、省エネ、環境保護、教育、文化などの交流や協力を支持し、友好関係を新しい段階に進める努力をしていくとした。
福田首相一行は、天津市で浜海新区計画建設展示館、天津一汽豊田(天津一汽トヨタ)有限公司第3工場も視察した。(編集KA)
「人民網日本語版」 2007年12月30日 |