北京大学と東京大学の学生が共同で発起した中日関係に関するフォーラム「京論壇2007」北京会議が1日、閉幕した。1週間の会期中、中日両国の学生代表20人余りが経済、歴史、環境、安全保障という4つのテーマごとに中日関係に関連する話題について意見交換を行った。また、学術講座や参観訪問などの形式で相互理解を促進し、友情を深めた。
同フォーラムの中心メンバーで発起人の1人、北京大学国際関係学院4年の加藤嘉一さんは、「中日両国の優秀な大学生が共同で発起した京論壇は、中日双方の未来の精鋭たちや中日関係の改善と協力交流機会の拡大に力を入れたい若い世代に、意思疎通と相互理解の場を提供することが狙い」と説明した。
日本側の会議主席、東大工学部4年の古田英之さんは「京論壇を通じ、両国の若者、各分野での未来の精鋭たちが率直に話し合い、遠慮のない意思疎通を図り、両国の若者の間に良好な関係を構築していきたい」と述べた。
中国側の会議主席、北京大学国際関係学院の本科生、田肇寰さんは「京論壇は両国の大学生が発起した学術交流の場にすぎないが、双方のメンバーと参加代表は交流が学術面だけにとどまることは望んでおらず、未来を担う強い責任感を持つ若い世代から中日友好交流の願いを伝え、両国社会の関心を集めたい」とした。
第1回の京論壇は2006年に行われ、2回目となる今回は参加代表の範囲を拡大し、中日両国の学生以外にドイツ、韓国の学生も参加した。「京論壇2007」は9月24日から10月1日まで東京で次回会議を行い、東京大学で最終学術報告会を開催する。
「人民網日本語版」2007年9月3日 |