中日両国の文化、歴史、社会、民族性の異同などについて討論した、「非学術、非官、非戦略的」な草の根の対話集「七日談―民間による中日対話録」が21日に北京で出版された。
「七日談」の中国側対話者は、多くの授章式の総監督を務めた、著名な音楽家、演出家である山奇さん、日本側の対話者は80年代生まれの若者で、わずか4年の間にプロデューサー、企画者、司会者として「京論壇」など50以上の中日交流活動に参加した前北京大学日本人協会会長の加藤嘉一さん。2人は自らの経験や思考をより多くの人と分かち合いたいと思う中日両国の若者代表として語り合った。
2人の作者は「七日談」で、「私達が表現するのは七つの思考のかけらで、一日一つの自覚がある。あるいは一日一日の自覚は完全ではないかもしれないが、それは違った側面から中日の民間者が共に考えたことを表している」と述べる。
「七日談」は写真、文章共に豊富で、中日の作者が自己の生活で感じたことから両国の文化、歴史、社会の状態を分析している。その鋭い視点、独創的な実録形式がこの新しいジャンルの先駆となり、同時に深く、広く、中日両国に関する話題を提供することになるだろう。写真は新書発表会の会場において「七日談」の作者山奇さん(左)と加藤さん。
「人民網日本語版」2007年8月22日 |