新疆ウイグル自治区社会科学院で新疆の経済・社会、民族などの問題を専門に研究されている熱扎克・鉄木尓氏(音訳)が11日、ウルムチで、記者の取材に対し、「ウルムチの『7・5事件」が新疆地区の経済社会の発展に与えた影響は、金融危機による影響をはるかにしのぐ」と述べた。
熱扎克・鉄木尓氏は「『7・5事件』は新疆の経済社会に大きな損失をもたらし、経済発展の基礎を破壊した。この事件はこの先、住民生活や経済、社会秩序を破壊するだけではなく、今後の経済発展にもマイナスの影響を与えるだろう。事態の悪化防止に向けて、思い切った措置を取るとともに、犯罪分子を出来るだけ速く取り締まることが必要である。また、一方でウルムチの経済や社会、生活の秩序を一早く回復し、新疆での投資と事業に対する安心感を高めていくべきだ」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2009年7月12日 |