ウルムチ市で発生した「7・5」暴力・破壊・略奪・放火大規模暴力犯罪事件により、多数の死傷者および財産損失といった重大な被害がもたらされた。事件発生後、同市はただちに事後処理業務に着手、1億元を拠出して、負傷者および死亡者の遺族を救済する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
ウルムチ市のジャルラー・イシャームーディン市長は8日に行われた記者会見の席上、同市政府は既に、「烏魯木斉『7・5』暴力・破壊・略奪・放火大規模暴力犯罪事件無辜死亡者、負傷者救済弁法」を起草済みで、「7・5」事件で死亡した何の罪もない一般市民の家族を救済すると述べた。
負傷した市民を慰問すべく、7日午後から、ウルムチ市・区の両級政府が手配を行い、依然として入院治療を受けている負傷者1103人を慰問に訪れ、慰問金や慰問品を贈った。
また、同市は100人以上の担当者を組織し、負傷者に対し医療、救護などのサービスを提供している。さらに300人以上の担当者が死亡者の遺族に弔問に訪れることになっており、7日には死亡者100人以上の遺族を訪れた。
公安部門は、身元が確認できていない死亡者に対するDNA鑑定を開始している。既に身元が確認された死亡者の遺族に対しては、慰問が行われている。
ウルムチ市は現在資金調達を進めており、同資金は死亡者の遺族への慰問資金などに充てられることになっている。概算によると、今回の事件により必要とされる各種慰問費用はおよそ1億元に達する。同市財政部門は既に一部専用資金の割り当て業務にあたっている。事件により財産に深刻な損失を受けた住民については、市政府は全力で支援を行い、できるだけすみやかな生産および経営の回復に努める。
「人民網日本語版」2009年7月9日 |