ウルムチ市で5日夜、暴行・破壊・略奪・焼討ちの重大な暴力犯罪事件が発生し、156人が死亡、1000人余りが負傷し、多大な経済的損失が生じた。これは自治区外で指揮され、自治区内で実行された、計画的・組織的な暴行・破壊・略奪・焼討ち事件である。この手の狂気じみた、人々を激怒せしめる暴力行為は、断じて容認できない。われわれは迅速に行動を起し、強力な措置と手段によって、暴力犯罪を厳しく取締り、社会の安定を断固として維持しなければならない。
鉄の如き事実は、「7・5」事件が、自治区外の反動勢力が一手に画策したものであることを証明している。騒動を挑発し、暴力事件を起こし、分裂活動をし、われわれの発展を妨害するのがその目的である。これは民族問題でもなければ、宗教問題でもない。われわれの面前に置かれたのは、祖国の統一、民族の団結、社会の安定を守るための、尋常ならざる激烈な闘争なのである。
わが国は社会主義法治国家であり、法律の尊厳を踏みにじることは許されない。犯罪分子への容赦は、人民群衆の利益にとって害である。暴行・破壊・略奪・焼討ちに加わったひとつまみの犯罪分子を、われわれは必ずや法に依って厳罰に処す。
わが国は多民族国家であり、各民族の団結は、経済発展を促進し、調和社会を構築するうえでの根本的な保証であり、社会の安定の破壊、民族の分裂は人心を得ない。われわれは、自分の眼を愛護するが如く、民族の団結を大切にせねばならず、騒動を引き起こし国家を分裂しようと企むいかなる行為に対しても、最も厳しい譴責と最も断固たる打撃を与えねばならない。
安定は幸せ、動乱は禍(わざわい)だ。30年間の改革開放を経て、新疆は経済が発展し、社会が進歩し、民族が団結し、人民は安らかに暮らし楽しく働いている。これは新疆の各族人民による共同奮闘の結果であり、全国の各族人民の根本利益もここにある。われわれは必ずや、旗幟鮮明に民族分裂主義に反対し、団結と安定の社会局面を一層大切にせねばならない。
「人民網日本語版」2009年7月7日 |