習近平国家主席は10日、ベラルーシのルカシェンコ大統領とミンスクで会談した。両首脳は各分野の実務協力を強化し、両国の発展戦略を連結し、包括的・戦略的パートナーシップの新時代を切り開く考えで一致した。
習主席は「中国国家元首のベラルーシ訪問は14年ぶりだ。われわれが今回の会談を契機に、両国の高水準の政治関係をより多くの確かな実務協力の成果に変え、両国の包括的・戦略的パートナーシップの新時代を共に切り開くことを希望する」と強調。両国の利益・運命共同体の構築について次の4つを提言した。
(1)政治的相互信頼を強化し続け、堅固な戦略的支えを相互構築し、相手国が自国の国情に基づき自ら選択した発展の理念と路線を終始支持する。
(2)両国の発展戦略の連結を推進し、シルクロード経済ベルトを共同構築する。双方は二国間貿易を拡大し、貿易構造を最適化し、貿易の均衡を促進する必要がある。
(3)人・文化・地方の交流と協力を拡大し、両国の友好を支える社会と民間の土台を突き固める。
(4)国際・地域問題で調整と連携を強化する。今年は国連創設70周年だ。両国は国際・地域問題で協力を強化し、共通利益をしっかりと守り、協力・ウィンウィンを柱とする新型の国際関係の構築を後押しする必要がある。
習主席は「中国とベラルーシの人々はファシズムと軍国主義の侵略者に打ち勝つために多大な犠牲を払い、多大な貢献を果たした。われわれが記念活動を行うのは、歴史を銘記し、烈士を偲び、平和を大切にし、未来に警告するためだ」と指摘した。
ルカシェンコ大統領は「中国側と共に二国間貿易の水準向上に尽力し、科学技術、観光、教育分野の協力を強化したい。われわれはシルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードという中国側の打ち出した重要な構想を完全に支持する。ベラルーシ側は中国側の提唱する『1ベルト、1ロード』の重要な支えとなることを望んでいる」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月11日
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