習近平国家主席はモスクワでロシアのメドベージェフ首相と会談した。
習近平国家主席は現地時間の9日、ロシアの首都モスクワで同国のメドベージェフ首相と会談した。
習主席は、「中国とロシアが全面的で戦略的な協力パートナーシップを発展させることは、揺るぎない政治的な共通認識であり、着実な民意の土台でもあり、強い内在的なエネルギーを秘めている。私が2013年9月にシルクロード経済ベルトの建設を呼びかけると、ロシアの友人たちは積極的な反応を返してくれた。私とプーチン大統領はシルクロード経済ベルトの建設を欧州・アジア経済連盟の建設と連結させることを確定しており、これは双方が利益の交換・融合を深化させるのにプラスであり、両国の発展・振興をよりよく促進するものだ。双方が両国の実務的協力の巨大な潜在力を引き続き深く掘り下げ、より多くの目に見えて実感できる実質的な成果を上げ、両国国民により多くの福音をもたらすことを願う。双方は経済貿易協力を拡大し、高速鉄道、航空、宇宙などの分野での大型プロジェクトの一日も早い実施を推進し、極東地域での協力と金融協力を強化し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)とシルクロード基金などの投融資プラットフォームを十分に活用することが必要だ」と述べた。
メドベージェフ首相は、「現在、ロシアと中国の関係は歴史的にみても最も良好な状態にあり、両国は各分野、各レベルにおいて密接な交流と協力を維持している。昨日、習主席はプーチン大統領との間で重要な共通認識に達し、両国政府は今後、共通認識の実施に向けて努力していく。ロシアは中国とともに努力を重ねて、投資、金融、エネルギーなどの分野での協力を拡大し、シルクロード経済ベルトの建設と欧州・アジア経済連盟の発展とを連結させたい考えだ。私たちは中国とともに人文分野および両国軍の交流を強化していきたい」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年5月10日
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