ボアオ・アジアフォーラムの2015年度年次総会が26日、海南省ボアオで4日間の会期で開幕した。今大会のテーマは、「アジアの新たな未来：運命共同体へ向けて」。人民日報が伝えた。

分科会が最初の2日間に行われた後、習近平国家主席が28日に挙行される開会式に出席し、基調講演を行う。年次総会では、マクロ経済、地域協力、産業モデルチェンジ、技術革新、政治的安全、社会民生の各分野別に、分科会、非公開会議、円卓討論、ビデオ討論など77の公認イベントが開催される。各国首脳および閣僚級高官80人あまりと世界500強企業200社のトップが賓客として出席する。初日の分科会では、中国金融市場の開放、農村金融改革、オンライン金融など注目される諸問題について幅広く掘り下げた討論が繰り広げられる。また、各方面が関心を寄せるアジアインフラ投資銀行（AIIB）、自由貿易区、「1ベルト1ロード（シルクロード経済ベルト・21世紀海上シルクロード）」などの話題も、本年次総会の重要な焦点になっている。

ボアオフォーラムは、アジアひいては世界各国および国家間の経済革新・モデルチェンジ・協力において、アジア諸国がいかに新たなアイディアを生み出し、仲介役を果すべきかをめぐり、引き続き探究を進め、アジア地区の持続可能な発展、包括的発展、共同発展のために独特な貢献を果たし、世界各国の共同成長・共同発展の実現に寄与する。（編集KM）

「人民網日本語版」2015年3月27日