５月９日、国務院は「資本市場の健全な発展の一層の促進に関する若干の意見」を発表し、今後長期間にわたる資本市場発展の指導思想、基本原則、主要任務、具体的措置を明確にした。また、２０２０年をめどに、構造が合理的で機能が充実し、規範が透明、安定的・高効率、開放的で包容力のある多層的な資本市場システムをほぼ構築するとの目標が打ち出された。

上海と香港の両証券取引市場の間で株式相互取引を行うためのテスト事業（滬港通）が１１月１７日にスタートした。滬港通のスタートにより、中国は大陸部市場と香港市場の融合に向けて最も大きな一歩を踏み出した。香港特別行政区の梁振英行政長官は香港で行われた滬港通の始動式でのあいさつで、「滬港通は香港の金融センターを格上げする上での重要な措置だ。香港は世界の主要な国際的金融センターであり、『一国二制度』の方針の下、今後は国内と国外とを結ぶ『スーパー仲介者』になる」と述べた。