新たな人民元決済銀行が8月26日、欧州の金融の重要都市であるフランクフルトに正式に設立され、人民元国際化の新たな節目となった。
これまで各国の中央銀行が人民元の争奪戦を展開してきた。韓国銀行は中国と7月3日に、人民元建決済に関する協力の覚書に調印した。フランス銀行、ルクセンブルク中央銀行は中国と6月29日に、人民元決済計画で合意に達した。中国銀行とオーストラリア証券取引所(ASX)が共同開発した人民元建決済システムが7月28日に正式に稼働開始し、人民元はオーストラリア現地の決済システムに組み入れられた初の外貨となった。
中国人民銀行とロシア連邦中央銀行は10月13日、1500億元・8150億ルーブルの通貨スワップ協定を締結した。人民元国際化にとってのさらなる進展となる。
国際銀行間通信協会(SWIFT)の最新の統計データによると、人民元は世界2位の国際貿易・融資通貨、世界7位の支払通貨になった。人民元支払総額は2014年上半期に、世界全体の1.55%に達した。世界の50以上の中央銀行が、人民元を準備通貨にすることを積極的に検討している。
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