9月28日、少数の急進派が突然「セントラル(中環)占拠」を開始した。街頭占拠は金融街に隣接する政府庁舎から銅鑼湾地区などの香港島内の繁華街、さらに対岸の九龍半島側にまで一挙に拡大した。金融街に続く幹線道路が占拠され、封鎖された。
12月11日午後9時ごろ、75日間にわたって封鎖されていた香港の東西を結ぶ幹線走路である夏慤道が再び開通した。これは、「セントラル占拠」がようやく終焉を迎えたことを示している。香港警察は同日午後、金鍾占領区の撤去作業を開始した。12日午前、香港高等法院(裁判所)執行主任、金鍾地区禁制令申請者代理人、弁護士が現場に到着し、禁制令を執行した。同日午後1時ごろ、「セントラル占拠」者らが禁制令エリア内に設置したバリケードが全て撤去された。不法占拠行為は、経済、政治、社会、民生に深刻なダメージをもたらした。
特区政府の梁振英行政長官は「特別行政区政府は基本法と全国人民代表大会の関係決定に厳正に準拠し、2017年の行政長官普通選挙の着実な実施を全力で推進し、特別行政区政府においても近いうちに政治改革に関する第二段階の政治改革諮問を開始する。特区政府と警察には、香港の社会秩序を維持し、法にのっとって事を処理し、法にのっとって香港を治める責任がある」と述べた。
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