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蔡名照氏「中日友好は人心の向かうところ、対話と交流を継続すべき」

 

中国国務院新聞弁公室の蔡名照主任

第10回北京-東京フォーラムが現地時間28日午前9時に東京で開幕した。今回のフォーラムのテーマは「北東アジアの平和と中日両国の責任--対話の力で困難を乗り越える」。中日両国の政界、経済界、学術界、メディアの代表・専門家ら450人が出席し、政治、安全保障、経済、メディアの各分野における課題をめぐり議論する。

中国国務院新聞弁公室の蔡名照主任は、28日に行われた第10回北京-東京フォーラムの開幕式であいさつし、「北京-東京フォーラムの10年間の道のりは、我々に様々な啓示を与えてくれた。中でも重要なのは次の3つだ。まず、中日友好は人心の向かうところである。次に、両国の民間の知恵は非常に貴重である。最後に、中日間の対話と交流はこれからも継続しなければならない」と述べた。

蔡主任は、「中日国交正常化からすでに42年の年月が経った。中国には『四十にして惑わず』という言葉があるが、中日関係も理性的で成熟した不惑の段階を迎えてよい頃だ。しかし、率直に言って、両国関係の健全な発展を阻む現実的問題は依然として多い。特に近年、中日関係は非常に困難な局面を迎えている。日本の指導者が第2次世界大戦のA級戦犯を祀る靖国神社に参拝したほか、日本政府は釣魚島(日本名・尖閣諸島)を『国有化』し、40年間棚上げされていた問題を再び浮上させ、釣魚島問題が急速にヒートアップした。この問題の影響は中日関係の各分野に波及した。これらの問題はとどのつまり、歴史問題をいかに見るかという問題だ。日本の右翼勢力が歴史の流れに背き、危険な道を進み続けているのも、客観的な歴史認識に欠けるためだ」と指摘。いかに正しく歴史問題に向き合うかについて、以下の4点をあげた。

▽歴史を尊重・正視すること。これが歴史に対して責任を持つ正しい態度。

▽日本の軍国主義と日本の国民を分けて考えること。

▽戦後の国際ルールと秩序を断固として守ること。

▽歴史の教訓を汲み取ることは、より良い未来を切り開くため。

蔡主任はまた、「フォーラムの主催機関が発表した世論調査の結果によると、中国人の日本への好感度は昨年比6ポイント上昇し、プラスの変化が見え始めているが、歴史的に見ると依然として低い水準にとどまっている。一方、日本人の中国への好感度は、同調査が10年前に始まって以来の最低水準に落ち込んだ。両国の有識者は、両国国民の友好感情を回復・増進し、両国関係を正しい軌道に戻すため、効果的な方法を積極的に模索する必要がある」とし、以下の3つを提案した。

(1)北京-東京フォーラムを引き続き着実に実施し、中日友好に尽力する。

(2)客観的・理性的な相互認識を積極的に形成し、両国国民の理解と友情を絶えず促進する。

(3)メディア交流・協力を強め、両国友好というプラスのエネルギーを伝える。

蔡主任は最後に、「中日関係は今、逆境にあるが、我々が中日友好を促進するという確固とした信念を持ち続け、関係改善を推進するという誠実な願いを抱き続けるかぎり、知恵にあふれる2つの偉大な民族は、手を携えて前進する明るい道を必ずや見つけ出すことができると信じている」と強調した。(編集SN)

「人民網日本語版」2014年9月28日

 

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