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北京週報>>特集>>歴史を銘記し、未来に警鐘を  
「南京」をなぜ国家追悼日に

 

■未来への希望■

国家的な慰霊行事を行うのは、将来、このような虐殺、悲劇、無残な事件を二度と再び繰り返さず、人類が平和共存するためである。またこれを機会に、全世界に向けて、中国人民が歴史をしっかりと心に刻み、平和を守る決意を表明したものである。

歴史の教訓を忘れると、平和を損なうことにつながり、ひいては歴史の悲劇の再演に至る。中国を代表して極東軍事裁判に出廷し、南京大虐殺事件の主犯・松井石根等A級戦犯を裁いた国際裁判官の梅如璈氏は次のように語った。「歴史を忘れると将来の災禍につながる可能性がある」。当然の事ながら、歴史を復習することは復讐することではなく、また恨みをそそぐことでもなく、目を覚まさせるためである。南京大虐殺事件の生存者・李秀英さんが生前語ったように「歴史を心に刻まなければならないが、復讐心を記憶に残すべきではない」であり、事件当時、日本軍によって37カ所も切りつけられても生き延びた19歳の妊婦だった彼女が、80歳を超えてから語ったこの気迫にあふれた一言は、ひとりひとりが深く心に刻まなければならない。

長崎大学の高実康稔教授は昨年12月13日、南京大虐殺記念館を参観した後、次のように語った。「南京大虐殺は私に強烈な印象を与え、ここにある全ての写真は私を驚愕させた。これまで、私はあの戦争で被害を受けたのは日本だけだと考えていたが、事実とは全く違っていた。日本は第2次世界大戦中に、中国人民に対する加害の罪を知らなければならない。さらに重要なのは日本はこの歴史を心から反省しなければならないことだ」。しかし、加害国としての日本には、すでに法的に定論であり、歴史の審判が下っている史実に対して、あれこれいう人がいる。特に、安倍首相を代表とする日本の右翼勢力は侵略と加害の史実を極力美化している。NHK経営委員の百田尚樹氏の類は南京大虐殺という歴史的事実の否定を妄想し、人々を激怒させた。こうした歴史と現実を背景に、南京大虐殺の歴史的な真相に対して、国家的な立法措置を通じて、再び法的な定論を強調し、また南京大虐殺犠牲者に対して国家的な慰霊行事を行うのは、歴史の真相を擁護し、恥知らずのたわごとを排斥し、平和的な枠組みの構築を推進するためであり、重要な歴史的、現実的な意義がある。

歴史に平和な将来を語らせる―これが中国が国家的な慰霊行事を行う目的である。

作者略歴;南京出身。中国抗日戦争学会副会長、中国日本史学会日本侵華史専門委員会会長、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館館長、侵華日軍南京大虐殺史研究会会長、南京国際平和研究所所長、南京師範大学修士課程指導教官、研究員

人民中国インターネット版 2014年3月3日

 

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