習近平国家主席はG20首脳会議出席、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー公式訪問、および太平洋島嶼国首脳との会談を終えて、23日に帰国した。王毅外交部長(外相)によると、習主席は10日間に3カ国7都市を訪問し、80回余りの二国間、多国間活動を行い、40人近くの国家指導者、国際組織トップおよび各界の人々と幅広く接触、交流し、提案を行い、協力を推進し、重大な嬉しいニュースを次々にもたらした。新京報が伝えた。
訪問中、中国はオーストラリア、ニュージーランド両国と50件余りの協力協定に調印した。これらは政治、経済、投資、金融、エネルギー、鉱産物、インフラ整備、文化、教育、観光、気候変動など広範な分野に及び、戦略性、長期性を備える。オーストラリア、ニュージーランド両国とは初の南極協力協定にも調印した。これらの成果は一般市民とも関係がある。
■買物
中国とオーストラリアは中豪自由貿易協定(FTA)交渉の実質的妥結に関する文書に調印した。これによってオーストラリア産の牛肉やワインが大幅に値下がりする。中国側は後発開発途上国の97%の課税項目の対中輸出商品をゼロ関税とする。
■食品
中国とオーストラリアは企業間農業・食品安全協力計画に調印した。中国とニュージーランドは農畜産業分野の実務協力の強化、拡大で合意。中でも肉製品貿易分野の了解と協力は、中国乳業の発展を支えるものだ。
■教育
中国は今後5年間で、島嶼国の2000人に奨学金を提供し、5000人に各種研修・育成を行う。中国とオーストラリアは高等教育の学歴と学位の相互承認協定に調印。オーストラリアは両国間の学生交流の強化を目的とする「新コロンボ計画」を2015年から実施する。中国とニュージーランドは教育分野の協力を一層深化し、学歴・学位の相互承認を円滑化することで合意した。
■文化
中国側はニュージーランドに中国文化センターを設立する。中国とニュージーランドの調印したテレビ番組共同制作協定は、中国と外国政府との間の初のテレビ番組共同制作協定だ。中国側はフィジーに中国文化センターを設立するほか、フィジーなど島嶼国での巡回公演を引き続き行う。
■観光、留学
オーストラリア側は中国国民のビザ手続きを簡素化し、人的往来、文化・教育交流を後押しする。ニュージーランドもビザ手続きを簡素化し、中国国民の観光、留学を歓迎する。中国・フィジー両政府はビザ相互免除などの協力文書に調印した。中国側は中国人観光客の島嶼国観光を後押しする。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年11月24日
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