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北京週報>>特集>>2014国連気候変動リマ会議>>低炭素生活  
二酸化炭素排出権取引センター、甘粛省で設立へ

 

甘粛省政府は9日、二酸化炭素排出権取引センターの設立に同意した。同センターは省科技発展投資有限責任公司、省科技発展促進センターが発起人で、今年10月に取引を開始する予定だ。科技日報が伝えた。

甘粛省は早くからクリーン発展体制の構築を始めた内陸の地方で、国連の気候変動枠組条約に登録されたプロジェクトが225件に達し、二酸化炭素の排出を年間2751トン削減している。甘粛省は50の国際機関、国内の500余の企業と二酸化炭素取引活動を実施した。2461トンの二酸化炭素排出権の取引を実施し、取引金額が15億元(約245億円)に達した。甘粛省政府は2013年に「気候変動対応特別計画」を発表し、温室効果ガスの排出ピーク値、排出削減方法、統計システムの研究を進め、「温室効果ガスリスト」を作成した。また金昌国家級低炭素試行都市で、模範事業を展開した。

カク遠副省長(カクはおおざとに赤)は、「プロジェクト件数と取引件数で見ると、甘粛省は全国4位で、二酸化炭素排出権取引の巨大な市場だ。甘粛省のエネルギー活動は、温室効果ガス排出量の約80%を占めており、伝統的な産業による排出が中心となっている。国家生態安全障壁総合試験区、1000万kW級風力発電・太陽光発電拠点の建設により、二酸化炭素排出権取引市場の未来に期待できる」と語った。

同センターは理事会が指導する企業責任制を実施し、理事長部門は省発展改革委員会、副理事長部門は省科学技術庁、省工業・情報化委員会となる。初期は地域性二酸化炭素排出権取引プラットフォームとなり、その後は国家級の二酸化炭素排出権取引所として位置づけられ、世界の二酸化炭素排出権市場と結びつく。市場メカニズムに基づきカーボンオフセット商品の取引、二酸化炭素排出枠の取引、削減量・汚染物排出権の取引を実施し、グリーン・低炭素の発展を促す。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年4月11日

 

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