習近平国家主席は18日、インド世界問題評議会(ICWA)で重要講演「手を携えて民族復興の夢を追う」を行った。習主席は中印の友好協力について明らかにし、中印両国がより緊密な発展パートナー、成長をリードする協力パートナー、戦略的協力のグローバルパートナーとなる必要性を強調した。
習主席は中国の発展目標を紹介し、中国の平和的発展路線を明らかにした。また、中国・南アジア協力の将来を展望したうえで、南アジア諸国と親しく付き合い、南アジア地域の発展に一層の貢献を果たす意向を表明した。習主席は次の3点を主張した。
(1)中印両国はより緊密な発展パートナーとなり、民族復興を共同で実現する必要がある。われわれは発展に焦点を合わせ、ノウハウを共有し、互恵協力を深化し、強みによる相互補完を実現し、中国の西への開放とインドのルックイースト政策を結合させ、世界で最も競争力ある生産基地、最も吸引力ある消費市場を築くべきだ。
(2)中印両国は成長をリードする協力パートナーとなり、手を携えてアジアの繁栄・振興を推進する必要がある。中印両国は地域の発展を牽引する急行列車となり、地域経済統合とコネクティビティ強化のプロセスを関係国と共に推進し、地域の平和を安定させる2つの錨となり、アジア太平洋地域に開放、透明、平等、包摂の安全・協力メカニズムを構築すべく共に尽力し、共通の安全保障、総合安全保障、協調的安全保障、持続可能な安全保障を実現する必要がある。
(3)中印両国は戦略的協力のグローバルパートナーとなり、より公正で合理的な方向への国際秩序の発展を促す必要がある。中印両国は平和共存五原則を継承、発揚し、主権の平等、公平・正義、共通の安全保障を堅持し、共同発展、協力・ウィンウィン、包摂・相互参考を堅持し、自らの発展によって世界経済の成長とグローバル・ガバナンスに一層の貢献を果たし、グローバルな問題で無数の発展途上国の利益を代表する案を示す必要がある。
習主席は「平和で安定し、発展、繁栄する南アジアは地域の国々と人々の利益に合致し、中国の利益にも合致する。中国は南アジア諸国と手を携えて努力し、今後5年で双方間の貿易額を1500億ドルにまで高め、中国の対南アジア投資を300億ドルにまで高めることを目指す」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年9月19日 |